さあて。Annaさんの先導で、ホテルからトコト
コ歩いてゆきます。途中、香港ではおなじみの
「竹棚(ジョッバン)」=竹の足場がありまし
たが、めずらしく階段付きでした。
「Annaさん、竹棚を造る人の職業訓練学校があ
るんでしょ?」
「そう、あります。でもねー、最近の若い人の
技術はちょっと??です。歳とった人の技術は
すごいけど、若い人はもうちょっと....」って、
そりゃ危ないじゃないですかっ。
そんな話をしながら歩いているとほどなく目的
のお店へ。ああ、やっと来た。いつも目の前を
通り過ぎてばかリでした。香港では大抵一人で
歩いているのですが、この店には誰かと一緒に
来たかったのです。
陸羽茶室
(Luk Yu Tea
House)
住所:24-26 Stanley
Street, Centre
District, Hong Kong
(香港中環士丹利街
24-26号)
tel:2523-5464
open:7:00-23:00
創業1933年。香港で最も由緒ある老舗飲茶レストランで、観光ガイドには必ず載っていますよね。
入り口にはターバンを巻いたインド人がドアマンとして控えていて、うやうやしくドアを開けてく
れます。元々、ここは有名人や有銭老(お金持ちのおじさん)の常連さんの集まる店です。
※創業当時は中環永吉街にありましたが、1976年に現在の場所に移転して来ました。
くわしいことは、『香港ナビ』サイト内の、FOODY氏の「陸羽茶室」の記事
を是非お読みください。→→FOODYの食べ歩きシリーズ第5弾『飲茶』
FOODYの愛称で知られる麥耀堂(William Mark)氏は、食通中の食通として名高い
フードコラムニストです。昔ながらの中華風エレガンスを感じる「飲茶」の空気が伝
わってきます〜。
一階の様子。給仕のおじさんたちの白い上っ張りが、な〜んともいい感じです。11時を過ぎていま
したが、お店には常連客らしき人たちがゆったりくつろぐ姿がちらほら。
ボックス席(?)に案内されました。落ち着き
ます。丁度、私の肩より少し高い位置にこんな
フックがありました。給仕の人が教えてくれた
のは、これはコートを掛けるフックではなく
て、鳥かごを掛けておくところだということ。
以前はお客さんたちが自慢の小鳥を鳥籠に入れ
てお茶の時間を愉しみに来ていた、その名残の
フック。
この店の椅子は、座面の高さがあまり高くな
く、大変堅牢。座りやすい!ああ、欲しいよう
欲しいよう...この椅子、すごく気に入りまし
た。いいなあ....。
ささ、注文をしなくっちゃ。
Hi! I'm a Tokyo based illustrator.