陸羽茶室の給仕の人たちは、とても気さく。色々質問し
ても親切に答えてくれます。
しかも、ベテランならではのさりげなく無駄のない動き
がきれいで、かっこいいんだなあ...。うっとり。
例えば、パリのマリアージュ・フレールという老舗のお
茶屋さんの店員、カフェの昔気質のギャルソンみたい
に。こちらを見ていないようで放っておいてくれるの
に、さて何か注文したいなと思って顔を上げるとサッと
やって来る...そういうところが鮮やかで大好きです。
(イヴ・モンタン主演の映画「ギャルソン」を思い出す
♪)
最近東京では「マニュアルをここまで磨きあげて、お客
さまの為にスタッフ一同気を張ってやってマッス!!」
という空気がビンビン。妙に威勢がいいんだけど、呼ん
でるのになかなか気付いてくれない....というのが多い
のですが、その逆と言いますか(汗)。
テーブルの隅には、こんな注文用紙があります。
10時くらいまでは、おばちゃんが昔ながらの駅弁スタイルで点
心を持って回っているのですが、この時間はこの紙に欲しい数を
記入して注文します。
↑これが用紙。ほぼ実物大でしょうか。あなたは何がいい?漢字をよ〜く拾って読んで、どんな物か
想像してみて下さいませ〜。
まずはお茶を注文。(...あれ?私たち、あの時何を注文したのだったかしら、Annaさん!?寿眉茶
でしたっけ?普洱茶じゃなかったよね。)
こちらは『鶏粒鮮荷飯』!
開きましょうねぇ〜。
バアッ!
私の大好物です。
(大好物はいっぱいありますけ
ど。)
海老(=蝦)蒸し餃子
と蛋撻(エッグタル
ト)、そしてこれは
....『棗坭甘露甫』とい
うやつだったろうか?
(うろ覚え...。)
棗餡の小さな月餅と
いったかんじ。
どれも、期待に違わな
い味。このメニューな
ら、こうあってほしい
昔からこういう味だっ
た...という、本来の味
を忠実に守り続けてい
る、しっかりした味わ
いです。
すべてはお茶を飲む時
間を愉しむためにある
....そういう印象。
うれしくて、ニッ
コニコで〜す♪
はい、お茶どーぞ—。
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