Craig Au Yeung/歐陽 應霽さんとお会いしたときの、彼のいでたち。白いTシャツと短めのワイドパンツという彼のトレードマークみたいな恰好です。
すごーく香港ローカルっぽいのに、お洒落な空気を漂わせているのはCraigさんならではだと思うんですが....心の中で日本に帰ったら、こういう香港製造的気分に浸りたくて...こっそり<あの店>でお買いものをしました。(注)Craigさんの服が「あの店」のものというわけではありません。
ところで、Craigさんの“サーフィン向きの波”みたな前髪もうらやましかったんですが、全くクセのない髪なのでこちらはマネしたくてもできないな...と。
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上環の永樂街を歩いていて見つけた<あの店>。
ふと、上を見上げたとき目に入った看板。
「利工民」(レイコンマン)ではありませんか!!
香港に4店舗あって、ずうっと気になっていたものの、なかなか立ち寄る機会がありませんでした。
香港に初めて行った頃、よく読んでいた藤木弘子さん著「遊遊 香港道楽」(早思社)にも、「親孝行は『利工民』で」と書かれていた、中高年層向け(ありゃっ、我も対象年齢だった...)高品質肌着の店です。一見なんの変哲もないジジシャツ&ババシャツなのですが、肌触りの良さ、縫製と素材の良さで一度着るとリピーター続出...らしい。
だけど、藤木さんも書くように、「駆け寄って、『まあ、ステキ!ちょっと合わせてみていいかしら』といいたくなるような代物ではな」かったんですもん...。
だけどねぇ...年取ると(←私)肌触りがよくてラクなのがなによりなんですよ...。
そして今の私は香港オヤジになりたいのであるからして。
←利工民は、かのブルース・リーだって着ているし。
ブルース・リーを尊敬するチャウ・シンチー(周星馳)や、彼と付き合っていた頃のカレン・モクだって着ている。
乾物屋など、下町らしい店の間にあります。
ウェブ・サイトがまたいいで
す。
利工民:歴史回顧のページなんかたまりません。
ちょっとゆき姐(兵藤ゆき)似の店員さんはとても親身な対応。サイズの相談(身振り手振り)にも丁寧に応じてくれす。(慣れたもの。)
「父と母には金鹿線衫を。男物と女物で。」
「金鹿」線衫のほかに「藍鹿」「光華」「秋蝉」のランクがあり、「金鹿」は最高級品。めずらしく
大奮発(オーバー!)です〜。
香港では日本にいるとき以上に「親孝行」は評価されますので、「よしよし結構けっこう」と
いうわけでゆき姐もにこやか。
自分用には、一番お手頃価格の「秋蝉」の...し
かも52ドルが36.4ドルに値引きされているもの
にしました。
ああ、しおらしい(っぽい)私...!
↓ラベルだけでもコレクションしたくなります。金鹿はそれぞれ箱にも入れていただき...「自分用は箱はいらないです」と、ラベルだけつけてもらいました。
で、フリーランスの身の上としてはどこに行っても念のため「領収書をお願いします」と言ってしまうクセが。試しに「唔該俾張發票我(ムゴイ ベイヂョンファッピウゴ〜)」と言ってみたら通じた。昔習ったので使わないと...
←そうしてもらったのがこれ。くぅ〜泣かせますねえ、私のためにこんなレトロに加工してくれて...なわけはないか。
渋いです。
香港から戻ってから、早速「秋蝉」安売り版を着ています。
←こんなふう。
着心地は....?
SPECIAL素晴らしいです♪
さらさらで、肌触りがいいです。さすがは香港製造!蒸し暑い時でもきもちいい〜。脱ぎたくないんですけ
ど...。今いくらでも、涼しく感じさせる肌着とかがありますが、これは初めての肌触り。「秋蝉」でこれなら「金鹿」はどれほどなのか??
父と母にまだ渡していないので、わかりません...。
このままの姿で外を闊歩すると「裸の大将」と間違われそうなので、とりあえず気分のいい室内着ってことで。
体を引き締めて「私はカレン・モク!」といえそうなほどになったら、外に着て参ります。(ないな...。)
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