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Mitsuko Onodera
Illustrator , Painter
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全てはレスリーから始まった。

中秋節快樂! (2011年9月12日)個展&イベントに向けて秒読みで、朝から晩から朝まで、走り回っています。ここ数日は、駅の階段などでプツン!と頭か心臓がはじけてしまったら大変...と、のんびり動くように心がけている始末。

仮眠は電車で。とりあえず個展終了まではなんとか...!

今年のレスリー・チャン(張 國榮/Leslie 

Cheung)の誕生日9月12日は、再び中秋節と重

なりましたーー。

月亨代表我的心〜♪でございますね。

思えば、もともとはフランスどっぷりだった私

(住んだりはしていませんけれど)。

それがなぜか、こうして今香港のイラストを描いたり、池上さんたちと知り合ってイベントの準備をしていること、ここまでのことなど思い

返すと、感慨もひとしおです。

もともと私はのぼせて気分が悪くなりやすいので、湿度は大敵でした。湿度ほどいやなものはないという気がします。加えてブランドものには何の興味もないし(というより、高価なものが似合わない...)、グルメでもなく(おいしいものは好きだけど)レストランめぐりなどもちーっともしないので、あのバブルの時代、香港に行く理由なんて一つも見つからな〜い!と思っていたのでした。

それが、1997年の香港返還の前後、ELLE JAPONなどの雑誌がこぞってスタイリッシュな香港の姿を伝えてきて、だいぶ認識が変わったのでした。とくに、「アチョー!」でもキョンシーでもBooでもない映画にとても惹かれました。ウォン・カーワイ、ピーター・チャン監督あたりの映画を中心に私が入る香港への扉が急に開かれたというかんじでした。

「恋する惑星」でトニー・レオンにボーッとして、フェイ・ウォンと真反対の体型の私が振りを真似して。雑誌によく取り上げられていた「君さえいれば」は、ビデオのジャケットの男のひとが腺病質の甘ったれデコッパチ男に見えて、なんだかなぁ...と思いつつ、「まあ、評判みたいだから...」と見始めたら、トニー・レオンはいつの間にはどこかへ飛んで行ってしまい(好きですけど)、ジャケット写真とは全然違っていたレスリー・チャンという俳優をもっと知りたいと走りだしていたのでした。

「君さえいれば」をエンドレスに巻き戻して見続けて、では「覇王別姫」はどうかと見て衝撃を受け........

これ以上書くと、これまたエンドレスになってしまうので書きませんが(大汗)、私にはレスリー・チャンが最良で最高の、香港、いえ中華圏、いやアジアへの興味の入り口になったのでありました。

生日快樂!Leslie!!!

※湿度は今でも苦手ですけれど、「欲望の翼」をはじめて見た、その瞬間から、湿度の魅力がわかりました。だから大丈夫。香港にいるときは、湿度やのぼせに打ち勝てる凉茶や食べ物が多いから、大丈夫〜。 <追記>香港朋友Annaさんが9月12日中秋節/香港から見た満月の画像を送ってくれました。満月を見そびれたかたや、「香港の月」を見たいかたはこちらをどうぞ♪

 

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