昨日の空は忘れて、毎日今日の空に感動する。
私の体重も体温も心の密度も何もかも、
何もかも忘れて、
忘れて、
感動する。
次第に遠くなる、夜になる、また遠くなって、またまた遠くなって、朝になる。
朝になったら、また忘れる。
違う内臓で今日を思う。
柿の木の毛虫を見て、昨日いた場所を探して、見当たらないので上の方の葉っぱを見上げ、見つけて、昨日より大きくなってることを『はぁ~…』と思う。
でも、次はコーヒーのことを考えて、毛虫のことは忘れている。
ぐぅ…とお腹がなって、コーヒーのことも忘れている。
せわしないようで、ひとつひとつのペースはのんびりしている。
忘れてることは、意識しない。
また、感動するだけ。